夢を求めて(2) -高校生のために-
夢を追いかけるにあたってのポイントを知るには、生長の家創始者谷口雅春先生著『希望を叶える365章』を読むのがいいのではないだろうか。そのはしがきから、希望実現には3つのポイントがあることが読み取れる。
1つ目についてはこう書かれてある。
「希望を達成したいと思うならば希望は一体何処にあるか、希望の在所を先ず知って置かなければならないのである。(中略)だいたい希望を実現したいと思って人は、前向きの姿勢で、前へ前へと進んで行くのが普通であるが、希望とか理想とかいうものは、そんなに前方にあるのではないのである。では、その希望とは、一体何処にあるのであろうか。
私たちが切実に実現したいとこいねがう希望は、それが真に切実なるものである限りに於いて、それは自己の内に「既にあるもの」が内部から押し上げて来るのであって、本当は外にあるのではないのである。それが既にあり、既に内部に実現せるがゆえに、それを外に表現せずにはいられなくなって、「希望」とか「理想」とかいう形をとって、表面にあらわれて来るのである。」
そこで、そのためには「自分が何であるか?」ということを知り、自分の現在位置を把握することが必要なのではないかと思う。「全体」を知り、その中の「個」としての自分を感じる見方がどうしても必要である。その趣旨のことが、『新版 生活と人間の再建」(谷口雅春先生著)のp.98~108にある。とりわけ、これからの時代、世界の中の日本で生きる自分、という見方も重要であるように思う。
一人目の高校生は、ちょうどこの部分が夢の源泉になっていそうである。
そして、夢の見つけ方が分からないという二人目の高校生への答えでもあると思う。
さて、そんな夢や希望を実現させるための2つ目のポイントは、次のようにある。
「多くの人たちの希望が実現しにくいもう1つの原因は、“心の法則”をその人が知らないからなのである。」(『希望を叶える365章』はしがき)
“心の法則”とはこの世は心で認めたものが現れる世界であるということであって、“心の法則”を正しく使うということは、コトバ(身・口・意)の創化力をフル活用して善を表現することである。それは具体的にどのような心の状態であるかというと、p.46に「希望を実現する心の要素」として次のようにある。
「(前略)希望の実現には「愛」「努力」「祈り」、そのほかに「明るさ」が必要なのである。(中略)不平の代りに感謝を、呟きの代りに讃嘆を、陰気の代りに希望に満ちた明るさを、心に常に把持するようにしなけばならない。(後略)」
最後に、3つ目のポイントは次のようにある。
「若し、あなたが、「希望」というものの所在を本当に知り、それを内から外へと導き出して来るためのもの“心の法則”を知って、それを実行に移すならば、あなたの希望は必ずや如何なる希望でも成就することになるに相違ないのである。」
内から催してくる希望に確信を持ち、決意して実行に移すところに現実を打破し、実現させる秘訣があるというわけである。
『新版 生活と人間の再建』p.87に次のようにある。
「諸君の前に横たわる障礙(しょうがい)は決して物質的条件ではないのである。すべての障礙は心的なものである。「出来ない」と思う障壁、「疑う」と云う障壁、自己劣等感の障壁、優柔不断と云う障壁、不信、不決断、意思薄弱の障壁――斯くの如き障壁を打ち破るときはじめて神性発見の凱歌はあがるのである。」
そして最後に、「真の願い」を見分ける法(谷口雅春先生著『生活の智慧365章』p.101)を紹介する。
(1)私は真にそれを欲しているか、又真にそれが必要であるか。
(2)その願いの成就が自分又は他の人の魂の向上に役に立つか。却って魂の向上に邪魔になるか。
(3)その願いが成就することによって、他の人に損害又は迷惑を懸けることにならないか。
(4)その願いが成就することが、家庭、社会、国家、人類等に役に立つか。
先日紹介した1人目の高校生には明確な夢があり、2人目の高校生はまだ明確な夢には出逢っていないように見えるが、夢の有無に関わらず、2人の最後の文章が、他の人の役に立ちたいという思いで締めくくられているところに人間の本質=愛の素晴らしさ感じるのである。
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